撮影前に知っておこう!和装花嫁が持つ小物の意味

ウェディングフォトの前撮りで和装を選ぶ人は多いですが、白無垢や色打掛の意味は知っていても
「帯締め」や「懐剣(かいけん)」など、着物を着るときに欠かせない小物については知らない人が多いのでは?
ウェディングドレスに合わせる小物にも種類がありますが、和装にも小物がたくさんあります。

ほとんどの小物が江戸時代に女性の実用品だったもので、それを簡略化したものが花嫁衣装の小物となっています。
聞き慣れない名前ばかりですが、そのひとつひとつにステキな意味が。

このページでは、そんな和装花嫁を彩る小物の名前や込められた意味をご紹介。前撮りをする前に知っておいて、当日の撮影をもっと楽しみましょう。


■筥迫(はこせこ)

胸元の合わせに差し込む、刺繍や房が施された小物入れのことです。江戸時代に武家の女性が化粧道具や
お懐紙を入れるのに使っていた、今でいう化粧ポーチのようなもの。「夫以外の男性に染まらない」という
女性の意思表示の意味があります。


■懐剣(かいけん)

武家の女性が持っていた護身用の短剣。といっても剣そのままではなく、組み紐が付いた懐剣袋に入れて
帯の左側に挿して飾ります。「一度嫁いだら帰らない」という妻となる女性の覚悟や魔よけの意味があるのだそう。


■末広(すえひろ)

片面が金色、もう片面が銀色をした扇子こと。帯に挟んだり閉じたまま手に持ったりします。広げるのは
マナー違反なので撮影中も開かないように注意しましょう。文字通り「末広がりの幸せが続く」という意味があります。


■帯締め(おびじめ)

帯の上から中心を締める紐のことで、和装全般に使われますが花嫁衣装の場合は「丸くげ」という中に
綿が詰まったタイプを使います。その丸くげには「永遠に続く幸せ」という意味があるのだそうです。


■帯揚げ(おびあげ)

帯枕を包むように背中からまわして前で結ぶ布のことで、帯の上部を飾ります。中でも「鹿の子絞り
(かのこしぼり)」の帯揚げには、「子孫繁栄」の意味があるそう。目立つ部分なので着物や帯との
カラーコーデを楽しみましょう。

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