和装の中でも特に花嫁の婚礼衣装には「吉祥文様」といって、縁起がよいと
される柄が描かれています。
と言われると普段からよほど着物を着慣れていない限り、ちょっぴり難しい
印象を受けるかもしれません。
しかし、古来の柄の意味や着こなしのパターンを押さえるだけで、
ウェディングフォトの和装選びも楽しくなります。
ここでは、代表的な文様や和装の着方についてご紹介したいと思います。
【吉祥文様】
吉祥文様とはおめでたいと言われる文様のことで、色打掛や引き振袖に必ず1つは
入っています。お祝いの場にふさわしい吉祥文様で彩られているのが
婚礼衣裳なのです。
●鶴
婚礼衣装に多くみられる鶴は長生きの象徴、さらには夫婦和合を表わします。
●鳳凰
華麗で格式の高い文様で、鳳凰とは中国の伝説上の生き物です。
●熨斗(のし)
熨斗は古くから縁起物とされていて、熨斗を長く帯状に文様化した柄です。
●檜扇(ひおうぎ)
末広がりな形が縁起の良い檜扇は、平安時代の姫君たちの雅な愛用品でした。
●貝桶(かいおけ)
貝桶とは、対となる貝を探す「貝合わせ」という遊びで使う貝をしまっておく
入れ物のこと。
●松竹梅
一年中色褪せない松と竹、寒いうちから花を咲かせる梅、という3つの縁起物を
一緒に描いた柄。
【文様の選び方】
基本的に、季節を彩る柄が入っている場合は着る季節に合わせます。
ウェディングフォトのスタジオで和装をレンタルする場合は、スタジオの
スタッフに柄をチェックしてもらうと良いでしょう。
または迷ったら、季節を問わない吉祥文様だけが入った和装を選ぶのも手です。
【柄の大きさ】
体型に合った柄を選ぶことをおすすめします。
背が高かったり大柄な花嫁さんには大きめの柄、背が低かったり
小柄な花嫁さんには小さめの柄が似合います。
【ウェディングフォトの角度】
和装を着る時は、形の違いで立ち姿や歩き姿の映えるポイントが異なるので
注意しましょう。
色打掛では背中の帯にあたる部分が、引き振袖では袖の外側部分がポイントに
なるので、この部分の色や柄をチェックして和装を選ぶことをおすすめします。
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