よく「おしゃれは足元から」と言いますが、ウェディングフォトを撮るときにブライダルシューズの
デザインやヒールの高さにまでこだわる花嫁さんは少なくありません。
それは和装の場合も同じで、最近は特に裾からちらりと見える足元まで写真に映えるように草履選びに
こだわる花嫁さんが増えています。
和装小物の中でも草履は匠の技が組み込まれた、選びがいのあるアイテム。
今回は、そんな草履の基礎知識と選ぶときのポイントをお伝えします。
【草履の高さ】
和装の中でも礼装に合わせる草履はかかとが高いほど、また草履台の枚数が多いほど、格式が高い
(フォーマル)とされています。特に、草履台の枚数は芯を重ねるのに熟練した技術を要するため
手間もかかり値段も上がります。
かといって、草履台が重ねてあるから良いというものでも、一枚芯だからダメというものでもありません。
草履のかかとの高さは5~6cmが一般的ですが、彼との身長差を考慮して選ぶのが良いでしょう。
【草履の種類】
●一枚芯
草履の芯が1枚という最もシンプルな作り。かかとの高さもあるので、結婚式などの礼装用にも使われます。
●一の二枚芯
つま先からかかとへ通した1枚芯と、かかとに1枚芯という2枚の芯が重ねられたタイプ。
●一の三枚芯
つま先からかかとへ通した1枚芯と、かかとに2枚芯の合わせて3枚の芯を重ねて作ったもの。高さはあまり
出ませんが、半月を2枚入れることで草履の反りも自由になりやすい形なので、高身長を気にする花嫁さんに
おすすめ。
●二の二枚芯
つま先からかかとへの通しが2枚芯になっている草履で、一の二枚芯より少し高さが出せます。
●二の三枚芯
つま先からかかとへ通した2枚芯と、かかとに半月を1枚重ねたタイプです。
●三の三枚芯
つま先からかかとへの通しが3枚芯になっていて高さが出せるので、背の低い花嫁さんに人気。
【草履の色】
昔から、白無垢を着る時は純白の白草履、色打掛を着ている時は金草履というのが基本的なルール。
どちらも王道な高級感があります。
ただ最近では、着物の色はもちろん懐剣や掛下といった小物に合わせて他の色をチョイスする花嫁さんも
増えているようで、赤い草履やパステルカラーの草履などが特に人気なのだそう。
格式高い神社での神前式ならともかく、ウェディングフォトなら写真映えを狙っておしゃれなコーデを
楽しむのが良さそうですね。
【草履のデザイン】
無地のデザインが定番ですが、和装前撮りの定番「足元ショット」を意識して柄入りのデザインを選ぶ
花嫁さんも少なくありません。
厚底でサイドに柄の入ったデザインや、三の三枚芯タイプで真ん中の芯だけ色が違うデザイン、鼻緒が
目立つデザインなど、足元ショットが映えるデザインの草履を選ぶのがトレンド。
あまり形式にとらわれず、自身の好みに合ったデザインのものを選びましょう。
横浜のウェディングフォト決定版
横浜をはじめとする各地の人気スポットで、おしゃれなロケーションフォトを 撮りましょう。ウェディングフォトや和装での前撮り写真は、一生の宝物です。
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